看護師とは

看護師とは、医師の指示を受けて、専門的な知識や技術に基づいて診療の補助を行なう者のことをいいます。

さらに診療の補助の他にも、様々な病気や障害によって療養生活を送っている患者さんが過ごしやすいよう、日常生活における援助を行なっています。

この日常生活における援助においては、看護師自らの判断で主体的に看護を行なうことが必要とされています。

このように、看護師は医療の現場においては、患者さんと最も長く接する職業であり、さらに最も近い職業だと言えます。

看護師が働いている場所としては、主に病院や看護老人保健施設などです。

それぞれの場所において、看護師は患者さんの身体的状態だけでなく、心理状態や生活環境、社会的立場などをトータルに考慮しながら、患者さんにとって最適な医療環境を作り、看護だけでなく安心を提供することも、看護師の仕事としての職務を担っています。

また、治療がスムーズに行えるよう、各種検査についての説明や指導も行っています。

現在の日本では、看護師になるためには、国が定めた看護専門学校や看護大学等の看護師養成課程において、基礎看護教育を受けた上、さらに国家試験に合格して看護師免許を取らなければなりません。

看護師免許を持たない者が看護と同等の行為を行なった場合は、法律にのっとって処罰の対象となります。

なお日本においては、2002年3月までは、看護師の中でも女性の看護師を看護婦、男性の看護師を看護士と呼んで、区別していました。

これは、1948年(昭和23年)に公布された「保健婦助産婦看護婦法」において規定されていたものだったのですが、2002年3月に上記の法律の題名が、「保健師助産師看護師法」に改正され、それと共に、それまであった男女での呼称の区別が「看護師」に統一されることとなりました。

これは、職業上の性差別への配慮がもととなって、改正が行われるに至りました。

この当時、それまでは主に男性が働いていた職場に女性が進出していくということが多くなり、それに伴って職業上の性差別に対する関心が高まっているという社会的背景が影響しています。

ただ看護師の場合、女性の職場に男性が進出していったという印象を持たれている方も大勢いらっしゃるかと思います。

しかし看護は、もともとは男性の仕事だったものを、1886年に日本で初めての看護婦養成所ができたことで、1900年頃から女性が主体の仕事となったという経緯があります。

ですから歴史的に見てみると、男性の職業だった看護師に女性が進出し、長く男女の主体が逆転したところに、再び男性の進出が始まったところで、呼称の改正が行われたという流れが正しいものと思われます。

なお、「保健婦助産婦看護婦法」の改正には、1999年に行なわれた男女雇用機会均等法の改正が影響を与えた結果となっています。

この看護師という呼称ですが、患者さんたちも絶対に看護師と呼ばなければならないという拘束があるわけではなく、法律上の呼称の改正とされています。

そのため、看護婦もしくは看護師と呼んでも、何ら処罰があるわけではありません。

しかし一般的に医療の現場では、看護師でもなく、「ナース」と呼ばれることの方が増えてきています。

看護師の圧倒的な求人量をほこる、かんごしゴト。ステーション。看護師 求人

准看護師

現在の日本における看護師の資格には、看護師と准看護師の二つの資格があります。

看護師は、厚生労働大臣からの免許を受けた国家資格で、看護師になるためには、5年にわたる高等学校衛生看護科や看護専門学校、看護短期大学や看護大学の卒業が必要となります。

一方で准看護師は、都道府県知事からの免許の交付となり、准看護師の資格を得るためには、3年間の高等学校衛生看護科や2年間の准看護師学校卒業の資格が必要となるという違いがあります。

ただし、実際の現場では看護師も准看護師も仕事の内容にはあまり違いがないと言われており、明確に表れる違いは給与の違いとされています。

准看護師の方が給与は低いため、職務内容に差がないにもかかわらず不公平だという感を抱く方も多く、現在では准看護師の養成校は徐々に減少してきており、さらに現在准看護師の資格を持つ方が看護師となるための通信制の意向教育等も始まっているため、この先は准看護師はさらに減少していくとみられています。